スーパーマーケットで働くということ

スーパーの生鮮チーフによるブログ

スーパーで一番得する買い物とは?

お疲れ様です。

今日はスーパーで買い物する際に、一番得をする買い物の仕方について書いていきます。

チラシの商品なら得なのか?

チラシに掲載されているのはお得である!とは一概には言えません。

チラシには価格を打ち出す部分と、企画で打ち出す部分があるからです。

価格を打ち出す場合、例えば日替わりで「玉子1パック88円!」とか、「豚挽き肉g78円!」とかですね。これはお得だと思います。

企画で打ち出す場合は、「北海道フェアー・サンマ開き1枚88円」などです。この場合、北海道フェアーという企画で打ち出していますので、単品での価格は特に切り込みません。他にも北海道産の商品を沢山用意することで、価格に頼らない価値を演出しよう、というお店側の試みなのです。豊富さの演出ですね。

原価割れしてる商品なんてあるの?

いくら「お買い得!」とか書いてあっても、商売なんだから原価割れしてる商品なんてないんでしょ?と思うかもしれませんが、原価割れか、それに限りなく近い商品は山ほどあります。

基本的に一般食品関係が多いですね。コーヒーの詰め替え用、油、砂糖、塩などです。「おっ安いな~」と思ったら基本的にそれはほぼ原価販売か、原価割れの販売ですよ。

ペットボトルのジュースとかもそうです。コンビニで買うと140円とかのペットボトルがスーパーへ行くと98円とか88円ですよね。

ところで、これってコンビニが高すぎると思っていませんか?実は、スーパーが無理して安く売ってるだけなんです。なんでかというと、「競合対策」です。このため、ペット関係などは常に原価に近い販売を行っているスーパーが多いです。

スーパーではありませんが、ドラッグストアなどはめちゃくちゃ安いですよね。これはその会社の「政策」なんですね。

なぜそんなことを・・・?

スーパーは一般食品を安く提供してお客様に来てもらい、他の部門あわせてトータルで利益が確保できれば良いと考えています。

ドラックストアもそうですね。薬というのは利益率が高い商品です。なので冷凍食品を毎日半額で販売しようが、ペットボトルのジュースを68円で販売しようが、薬で利益が取れるからよしとしよう、という政策なんですね。

なので一番得するには、スーパー激戦区で買い物すること!

おっと、これは都会だけの話ではありませんよ。田舎でも十分ありえる話です。

スーパーの近くにスーパーがあって、どちらかが価格を出したとしたら(価格で勝負しだしたら)、たとえ2店舗であっても激戦が繰り広げられています。

 ヒルナンデスなどで激安スーパーよく見ますよね(笑)。正直あのレベルなら、ちょっと競争をしているスーパーに行くと、普通に見れる価格じゃないかな、と思います。

いつも同じスーパーに行っているなぁ~という方は、たまにはちょっと遠くのスーパーに行ってみると、おお!これは・・・というお店が見つかるかもしれません!