水は低きに流れ、人は易きに流れる。それを自覚していますか?
お疲れ様です。
今回は、水は低きに流れることから、転じて、転じて人は易きに流れること、簡単で楽なほうを選んでしまうということ、について書いていきますね。
人は楽なほうに流れる
当然ですよね。誰でも面倒なことよりも楽なことを選びます。
どうやら人間というのは雇われてしまうと、頭を使うことよりも頭を使わないこと、毎日違うことをするよりも、ずっと同じことをすることを心地良いと感じてしまう生き物なんですね。
それを自覚した上で、チーフか、それに準ずる社員であるならば、仕事というのは本能に逆らう時間なんだ、と自覚すること必要なのではないでしょうか。
もちろんチーフも雇われている側ですが、部門の責任者ですから、会社の人やお金を使わせてもらっている、個人事業主みたいなものですよね!
ほとんどの人にとって、変化=苦痛、ということを知っておきましょう
例えば、今までずっと同じ規格だった盛り合わせ(刺身)が明日から変わるとします。これをパートさんに伝えて、実行してもらう苦労を知っていますか?
優秀なパートさんであれば企画書を見せて「明日からこれでよろしく!」と言ってしまえば終わりかもしれませんが、おそらく、ほとんどのパートさんにとって、そんな伝え方では十分ではありません。
明日から違うことをしようというのですから、よく言って聞かせて不十分、自分でやってみせて、なんとか十分といったとこではないでしょうか。
「やって見せ、言って聞かせてさせてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」
これは山本五十六の言葉ですが、スーパーの仕事にも当てはまりますよね。
やることやってから、文句言おう!
パートさんの仕事に対して愚痴や不満を言う人がいっぱいいますが、聞いていて気分が良いものではありません。
そんなことよりも、自分の伝え方が不十分だったんじゃないのか、あるいは、自分がパートさんの能力を見誤っていたんじゃないのか、と考えるほうが、よっぽど生産的ではないでしょうか?