スーパーマーケットで働くということ

スーパーの生鮮チーフによるブログ

仕事が出来る人に仕事を集中させるのをなんとかしたい

お疲れ様です。

今回は、仕事が出来る人に仕事が集中してしまう問題についてと、それをやめてみたら?というお話です。

仕事が速いパートさんに、沢山仕事を振っていませんか?

仕事の速いパートさんっていますよね。そういう人に、あなたは仕事が速いから、と、あれもして、これもして、と沢山仕事をお願いしていませんか?能力の差によって、給与に差をつけている会社ならまだいいですが、同じ時給でそれをやられたら不満が残ります。

逆に仕事が遅いパートさんは、少ない仕事をして、残業代を貰って帰ります。これでは不満が出ないほうがおかしいですよね?

でもこの問題って、時給で働く仕事ならどこにでもある問題だと思うんです。こういう時って、一体どうしたらいいのでしょうか?

少しでも不満を減らしてあげることしか、出来ないんですよね。

仕事が速い人へのフォローと仕事が遅い人への指導をしっかり行おう

もうこれに尽きると思うんです。仕事が速い人に沢山お金をあげることができれば一番良いですが、私にその裁量はありません。なので、仕事の中でバランスを取ることしか、できないんですね。

例としては、仕事が速い人には山ほど仕事を振らずに、「もしアレが終わったら、これもいいですか?」と仕事を「お願い」するスタンスでやってみたらいかがでしょうか?

他の人に聞こえないように「やっぱ○○さんは速いね~」などと褒めてあげることも重要です。褒められるのが嫌いな人もいますので、そういう人にはなるべくわざとらしくなく、独り言のように言ってあげるといいと思いますが。

この仕事をしていて色んなパートさんと仕事をしていますが褒められて嫌だという人はいません。
また、仕事が速い人には雑用のような仕事ばかり振らずに、自分がこれから作りたい商品や、本部から来た新しい商品化のマニュアルなどの落としこみについて、分担してもらうというのも1つです。
もちろん紙1枚渡して「お願い!」というのではなく、5分でもいいのでしっかり時間を作って、一緒にやってもらいましょう。
ただの雑用ではない新しい仕事を、しっかりフォローしてあげながら教えることでパートさんにもただ仕事を押し付けられているという感覚も薄くなります(人によりますけど)。

また、新しい仕事を自分+パートさんが覚えることで、情報の共有もスムーズになり、あなた(チーフ)の仕事の負担も減らすことが出来ます。

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

仕事が遅い人への指導もしっかり行う必要があります。しかし、「遅い遅い!」「早く!」などとハッパをかけるのはよくないでしょう(特定の人にプレッシャーをかけ続けることはパワハラになってしまいます・・・)。

仕事が遅い人というのは、しっかり見てあげると、無駄な動きが多いものです。なので、その時々において、「これは右側に置いてみたらどうですか?」「6パックずつじゃなくて12パック作ってからフタしてOKですよ」などと言ってあげると、実行してくれることがほとんどです。

仕事が遅い人に「自分で考えろ」と言ってはいけません

仕事に向き不向きがあると言いたくはありませんが、仕事が遅い人が存在するのは確かです。

仕事が遅い人と言うのは「どうやったら速くできるか」、ということを考えていないか、考え方が下手かのどちらかです。

要はやる気があるか、やる気があってもうまくいっていないかのどちらかだということです。

やる気が無い人に、自分で考えろと言っても意味がありませんよね。だって速くする気がない(その人の中で速く動く意味を見出せない)んだから。うまく考えられない人にも、そんなこと言ったってしょうがないですよね。

だから、その時々に、良いやり方を指導していくしかありません。

その時々に具体的な指導をすれば、やる気が無い人にとっても、明らかにその方が速い、というやり方があれば、取り込まざるを得なくなります。

本当にその時々に、こつこつと言い続けていくしかやり方はありません。

後で言ったりしてもダメですよ。

なので、人の仕事を見続けることです。